- 疲れやだるさ
- 髪の抜け毛
- むくみ
- 食欲旺盛なのに痩せる
など、これらの症状がお悩みの方は、甲状腺機能異常の可能性があります。甲状腺は体の新陳代謝を調節し、その機能の亢進または低下が様々な症状を引き起こします。
ここでは、甲状腺機能低下症と亢進症について詳しく解説します。
甲状腺機能低下症(橋本病)
甲状腺ホルモンの低下により、むくみや冷え、体重増加、疲れやすさなど、不定愁訴のような症状が現れます。
西洋医学による2つの治療法
- 薬物療法:甲状腺ホルモンの補充を行います。
- 食事療法:ヨウ素を多く含む食品の摂取を制限し、甲状腺機能の抑制を試みることもあります。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺ホルモンの過剰分泌により、次のような症状が現れます。
- 全身的な熱感
- 汗の過剰分泌
- 眼球突出
- 動悸
- 血圧の上昇 など
食欲は旺盛ですが、体重が減少することも特徴です。
西洋医学の3つの治療法
- 薬物療法:甲状腺ホルモンの調節を目的とした薬物が使用されます。
- 手術療法:甲状腺内の腫瘍がある場合に行われることがあります。
- アイソトープ治療:ヨウ素を内服し、甲状腺内部から放射線治療を行う方法です。
東洋医学のアプローチ
東洋医学では、肝・脾・腎の機能を高めることで甲状腺機能異常を改善します。甲状腺機能異常はこれらの臓器の機能低下と関連していると考えられます。鍼灸施術により、体のバランスを整え、自然治癒力を高めます。
東洋はり灸院の施術
361穴のツボの中から、肝・脾・腎の機能を高めるツボを選定し、施術を行います。また、日常生活の指導も行い、体に負担をかけない生活習慣の改善をサポートします。
西洋医学では症状のみを見て治療しますが、東洋医学では体質全体をみて施術します。症状の根本原因を探り、副作用のない自然な方法で改善を目指します。他で改善が見られない場合は、ぜひ当院にご相談ください。