
- ビキッと腰に痛みを感じる
- ビリビリと足が痺れる
このようにお尻から太もも、すねや足先にかけて痛みを感じる坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)。テレビや雑誌などで一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
辛い足腰の悩みは日常生活に影響を与えます。悪化すると歩行困難や排尿障害になるケースもあるのです。
ですが、整形外科へ通ってもストレッチ体操をしても、一向に改善されないとお悩みの方も少なくないでしょう。では、どのようにすれば坐骨神経痛を改善できるのか。今回はこの坐骨神経痛について、東洋医学の話を交えてお話をしていきたいと思います。
坐骨神経痛とは
坐骨神経とは、末梢神経の中でも最も太く長い神経で、脊椎から出ている腰神経(ようしんけい)と仙骨神経によってできています。
腰神経と仙骨神経をつなぐ部分に神経障害が起きると、坐骨神経痛の症状として現れてくるのです。
坐骨神経痛は病名ではない
坐骨神経痛とは病名ではなく症状です。お尻から太もも、すねや足先にかけて痛みが出てしまうことを指します。
腰痛の症状から始まり、次第にお尻や太ももの裏側や外側に痛みやしびれが出てきて、さらに症状が悪化していくとふくらはぎや足先までの下肢全体に広がっていきます。
坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛には、以下のような症状があります。
- 腰から太ももにかけてピリピリ痛みがある
- 腰まわりにピキッと鋭い痛みが走る
- 太ももの裏側、外側からふくらはぎにかけてしびれがある
- 横になっても、お尻や足が痛くて休むことができない
- 下肢全体に痛みやだるさがある
また、坐骨神経痛はもともと腰痛に悩んでいる方が多いのも特徴です。そのため、腰痛の症状を改善していくことで、坐骨神経痛にも効果が期待できるのです。
坐骨神経痛の原因
ではこの坐骨神経痛はなぜ起こるのでしょうか。
坐骨神経痛の原因は、大きく分けて2つあります。一つずつ解説していきましょう。
1.腰椎椎間板ヘルニア
一つ目の原因は、腰椎椎間板ヘルニアです。
背骨の骨と骨の間にあってクッションの役目をする椎間板に衝撃や強い力がかかることで、椎間板の一部がつぶれて飛び出してしまうことがあります。これが神経を圧迫して発症すると言われています。
腰椎椎間板ヘルニアは、中高年だけではなく若い人でも発症しやすいのが特徴です。悪い姿勢での長時間のデスクワークやスポーツなど、腰に疲労が蓄積しやすい生活スタイルを送っている場合は注意が必要です。
2.脊柱管狭窄症
二つ目は、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)が原因とされています。
脊柱管とは、背骨(脊椎)の中にある神経の通り道のことを指します。
加齢に伴って、脊柱の中にある椎間板や椎間関節などが変形してしまうことで神経を圧迫して、痛みやしびれを発症すると言われています。
脊柱管狭窄症は中高年に発症しやすいため、お尻や太ももに痛みが出始めたら注意が必要です。
西洋医学と東洋医学の違い
坐骨神経痛は、お尻から太もも、そしてふくらはぎから足先にかけて痛みやしびれの症状が出ることが多くあります。
西洋医学の場合は、この「痛みやしびれ」が出ている症状を良くしようと、消炎鎮痛剤や神経ブロック注射などを施していきます。
西洋医学の治療法
坐骨神経痛にお悩みの場合、消炎鎮痛剤や神経ブロック注射しか選択肢がないと思われている方が多いのが実情かと思います。
もちろん、痛みやしびれが起きている部分に対して薬や注射などを施すと、一時的に症状は楽になるかもしれません。しかし、それは同時に、痛みが出る度に薬を飲み続けたり、注射を打ち続けなければならないということを意味します。
それでは、根本的な治療をしているとは言えませんよね。
東洋医学の場合
一方、東洋医学は、症状が出ている部分だけを施術することはいたしません。
東洋医学には不通即痛(ふつうそくつう)という考えがあります。「気」や「血」が滞っている場合、痛みが出てくるという考え方です。
坐骨神経痛の場合、症状が出る大元の原因から施術していき、気や血の巡りをよくしていきます。身体全体の循環力を上げていくので、腰痛だけでなく他の症状もあわせて改善していくことができるのです。
東洋医学専門の鍼灸について
当店は、全国で2%ほどしか存在しない、東洋医学一筋の鍼灸専門院です。これまでにもたくさんの足腰の悩みを解決してきました。
坐骨神経痛の場合、もともと腰痛の症状を持っている方が多いため、効果を実感していただくまで少し時間がかかることがあります。ですが、大体の方は、6〜7回ほどで鍼灸施術の効果を実感していただけています。
私どもは「治すための施術」しかしないというのがモットーです。また当店では、マッサージなどの気休めの施術は一切せずに、鍼灸のみで坐骨神経痛の症状を改善させていきます。
気休めの施術は一切しないという方針は開院以来ずっと同じですので、安心してお越しください。
施術の流れ
当店の施術の流れは、以下のステップになります。
1.受付
はじめての方には受付時にカウンセリング表をお渡しいたします。
坐骨神経痛の症状以外にも、気になることや治したい症状などがあれば、ご記入をお願いいたします。カウンセリングの際にも、細かくヒアリングさせていただきますが、どんな些細なことでもご記入くださいね。
2.お着替え
当店では施術用に短パンとTシャツをご用意しております。着替えはご自身で持参していただいても問題ありませんが、ご用意いただかなくとも安心です。
カーテンで仕切られた施術ベッドへスタッフがご案内いたしますので、お着替えをお願いいたします。
3.カウンセリング
受付時にご記入いただいた内容を参考に、伝統的な東洋医学のカウンセリングをいたします。
身体の状態を確認しながら、坐骨神経痛以外の症状もあわせて見ていきます。その上で、施術の内容を組んでいきます。もし、ご不明な点やご不安なことがあれば、担当までお声がけください。
4.鍼とお灸のみで施術
最も細くて短い使い捨ての「はり」と最高級の「もぐさ」を使用して、国家資格を持つ専門の鍼灸師が施術をしていきます。
五臓六腑の「気・血・水」を整えていき、身体全体の血の巡りを改善させていきます。
5.今後の説明
現在の状況と、今後の施術についてご説明していきます。
ダラダラと回数だけ多く通院させるというようなことはいたしません。私どもは症状を改善させることしか考えおりませんので、どうぞご安心くださいね。
坐骨神経痛についての対談動画
坐骨神経痛について解説した動画もございますので、ぜひご覧ください。
坐骨神経痛でお悩みの方へ
坐骨神経痛を改善された方との対談
足腰の痛み、痺れは治らないと諦めないでください
東洋医学では、症状が出ている部分だけではなく、それに関連している症状がないかを総合的に見て鍼灸施術をしていきます。そのため、身体全体の機能が向上していくので、坐骨神経痛も腰痛の症状も徐々に改善していくのです。
「これまで病院や鍼灸院に行っても全然良くならなかった……」
そうお悩みの方も諦めずに、どんな些細なことでも良いので当店へご相談ください。全力でお悩み解消に向けてサポートさせていただきます。
スタッフ一同、心よりご来店をお待ちしております。
