後鼻漏でお困りの方へ

鼻をかむ女性
  • 「昼夜問わず大量の鼻水がのどに落ちてくる」
  • 「大量の鼻水のせいで咳やたんが出てくる」

このような症状をお持ちの方は、もしかしたら「後鼻漏(こうびろう)」かもしれません。

鼻の病気には色々な種類がありますが、特に後鼻漏は改善しにくく長引いてしまうのが特徴です。

風邪をひいたりして鼻水がのどに流れてくる経験をしたことがある方は多いと思いますが、後鼻漏の場合は常にドロッとした粘り気の強い鼻水がのどに流れてきます。そのため、しょっちゅう咳やたんが出たり、常にのどの奥に異物がへばりついているような感覚で、とても不快に感じられるでしょう。

本記事では後鼻漏の症状や原因をはじめ、今日からでもできるセルフケアもご紹介します。また、なぜ東洋医学の鍼灸が後鼻漏に効果的なのかも解説していますので、ぜひご覧ください。

後鼻漏の症状

後鼻漏

後鼻漏とは大量の鼻水がのどの奥に流れてくる症状を指します。

普段は意識していない方が多いと思いますが、人間は鼻からのどにかけて毎日1ℓ~1.5ℓの鼻水が流れています。この数字だけ見ても「多いな」と感じられるかもしれませんが、後鼻漏になるとこれ以上の大量の鼻水が流れてきます。

通常の量の鼻水であれば特に気にならず、咳やたんが出ることもありません。

しかし、一般的な量以上の鼻水がのどに流れてくると、咳やたんのほか、のどの違和感や痛みを感じるでしょう。

以下のような症状をお持ちの方は後鼻漏の可能性が高いため、一度チェックしてみてください。

  • 粘り気のある鼻水が大量に出る
  • 大量の鼻水がのどに流れてくる感覚がある
  • のどにずっと鼻水がへばりついているような感覚がある
  • 鼻水によって咳・たんが出る
  • 食べ物や飲み物を飲み込みにくい
  • 食事や会話の時にたんがからむ
  • 大量の鼻水によって寝られない

鼻水の量や症状の感じ方は人それぞれですが、「粘度の高い鼻水」と「大量の鼻水がのどに流れてくる」のが後鼻漏の特徴です。

後鼻漏になるとしょっちゅう鼻水をかまなくてはならなかったり、のどに流れてくる鼻水が気になって仕事や家事に集中できないなど、日常生活にも支障をきたす可能性があります。

命に関わる病気ではありませんが、早めに専門機関に行き適切なケアをした方がよいでしょう。

後鼻漏のメカニズムと原因

鼻の断面図

後鼻漏は、鼻の奥にある副鼻腔の炎症によって引き起こされます。

また、以下の要因によっても後鼻漏が発生する可能性もあるでしょう。

  • アレルギー性鼻炎
  • 副鼻腔にできたポリープ
  • 鼻中隔弯曲症
  • 鼻の手術後

鼻水は鼻の中から異物やウイルス、細菌などを洗い流すためのバリアとして作られます。

アレルゲンが鼻の粘膜に付着して起こるアレルギー性鼻炎であれば、ハウスダストや花粉を洗い流すために鼻水が大量に作られます。また、鼻の手術をすれば傷跡を修復しようと普段よりも多くの鼻水が作られるでしょう。

このように、本来体を守るために作られる鼻水ですが、一定量を超えるとダラダラと鼻水が流れたり、鼻づまりが起こったりするため憂鬱ですよね。

実は、東洋医学では後鼻漏の原因を「冷えのぼせ」であると考えています。ひとりひとり持っている体質は異なりますが、冷えのぼせとは足が冷えていて頭が温かくのぼせている状態を指します。この逆の状態が健康であると言われているため、冷えのぼせの状態になれば体質から改善する必要があるでしょう。

ちなみに、冷えのぼせの状態にある方は以下のような症状にも悩まされているかもしれません。

  • 寝つきが悪い
  • ニキビや吹き出物が出やすい
  • 生理痛が重い
  • 頭や顔からよく汗が出る
  • 肩こり・頭痛
  • 上半身は温かいのに下半身は冷たい

これらの症状にお悩みの方は、まず問題となっている体質から改善することをおすすめします。

後鼻漏に鍼灸が効果的な理由

鍼灸施術

病院では「症状を抑える」ことを第一に考えて薬の処方や手術を行うのが一般的です。

しかし、東洋医学は「体質を変えて症状が起こらなくする」ことに重きを置いています。それぞれが持つ体質の中には、病気にかかりやすい・長引きやすい体質もありますが、それらを改善することで健やかな毎日を取り戻すことができます。

東洋医学の鍼灸では体全体と向き合って根本原因にアプローチするため、慢性病や現代の医学では原因不明とされている病気も改善できる可能性があるのです。

後鼻漏におすすめのセルフケア 7選

お風呂

後鼻漏を改善するには鍼灸がおすすめですが、ご自宅でもセルフケアを行えばさらなる効果を期待できます。

  1. 鼻うがい
  2. 40~42度のお風呂に15分浸かる
  3. 「迎香(げいこう)」「鼻通(びつう)」のツボを押す
  4. 白砂糖を摂らない
  5. 冷たい食べ物・飲み物を摂らない
  6. 南国の食べ物を摂らない
  7. 直接床で寝ない・座らない

できるだけ下半身を温めるようにするだけでも「温活」となり、さまざまな病気にかかりにくくなります。簡単にできるものばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。

後鼻漏を改善して健やかな毎日を目指そう

リラックスする女性

粘り気のある鼻水が大量にのどに流れてくる後鼻漏はとても不快ですよね。しかし、病院に行ってもなかなか症状が改善しない方も多く、「日々なんとか付き合っている」という方も多いのではないでしょうか。

もし長引く後鼻漏にお悩みの場合には、東洋はり灸院へお越しください。

痛みや熱さを感じずリラックスした状態で、当店の鍼灸を体感していただけるはずです。

当院の技術は多くのメディアで紹介されています!!

全員が国家資格を保有


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