統括院長の石丸です。
本日は足底筋膜炎についてお話します。
足底筋膜炎とは
歩いていると足の裏やかかとに痛みを感じ整形外科に行くと、足底筋膜炎と診断されることが多いと思います。
足の裏には筋肉があり、その筋肉が炎症しているため、痛みを感じるという考えです。西洋医学(整形外科)は、基本的に痛みがあるのは炎症が原因だと考えます。
「足の裏の痛みは足の裏が炎症している足底筋膜炎だ」と診断するわけです。
足底筋膜炎の痛みについて
足底筋膜炎と診断された方でも、朝の歩きはじめや同じ姿勢を続けたあとの歩きはじめに痛みを感じ、歩いているうちに痛みが減少する場合は足底筋膜炎ではなく不通即痛(ふつうそくつう)を疑うべきです。
不通即痛とは
不通即痛というのは、『通らざれば即ち痛みが出る』といい、循環が悪いと痛みが出るという意味です。
朝の歩きはじめも、同じ姿勢をしていたあとの歩きはじめも、どちらも安静から活動をはじめています。安静時の循環が滞っていたために痛みが出て、活動を始めて循環がよくなることで痛みが消えるのです。
もし整形外科の言うように炎症しているなら朝歩き始めは一番痛みが少なく、歩けば歩くほど痛くなるはずです。例えば、捻挫をして腫れていると歩いているうちに痛みがひどくなりますよね。
不通即痛が原因の場合は、消炎鎮痛剤や湿布は逆効果になります。炎症を鎮めるための薬は循環を悪化させてしまうからです。
東洋医学が捉える足底筋膜炎
不通即痛でお悩みの方は東洋医学では呼吸器系が弱いことが多いです。
- 風邪をひくと咳がなかなか止まらない
- 鼻が悪い
- 皮膚のトラブル
- 末端冷え性
- 生理不順
- 眠りが浅い
- 慢性扁桃炎
- 副鼻腔炎
こうした症状を抱えやすい体質の上にさらに足の裏の循環が悪くなると痛みが出るのです。
西洋医学と東洋医学
- 歩くほど痛みが出る場合は「西洋医学」
- 歩くうちに痛みが消える、お風呂上りに症状が良くなるという場合は「東洋医学」
この基準を頭において、病院の診断をうのみにせずに、自分でどちらの治療の方がよさそうか判断してみてはいかがでしょうか。
足底筋膜炎についての対談動画
足底筋膜炎の症状について解説した動画もございます。ぜひご覧ください。
足底筋膜炎について 動画解説
おわりに
今回は、足底腱膜炎についてお話させていただきました。
今現在、足の症状をお悩みの方は、ぜひ一度東洋医学専門の当店にご相談ください。
国家資格を持つ鍼灸師が親身にサポート致します。