- お尻が痛くて座っていられない
- 股関節に痛みがあり日常生活がつらい
- 足に痛み大好きなスポーツが楽しめない
このような症状、もしかしたら「梨状筋症候群」かも知れません。
梨状筋症候群は病院での治療で改善しづらい慢性疾患の一つです。そのため痛みを何とかしようと整骨院やマッサージなどに足を運ぶ方も多くおられます。
ところで東洋医学なら、梨状筋症候群を緩和させることができるのをご存知ですか?
本記事では東洋医学専門の「プロの鍼灸師」という立場から、梨状筋症候群について詳しく解説しています。東洋医学における治療法についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧になり梨状筋症候群の早期改善にお役立てください。
梨状筋症候群の症状
疾患名でもある梨状筋は、股関節を外側へ広げる際につかわれるお尻の筋肉です。この梨状筋が坐骨神経を圧迫し症状がおこる梨状筋症候群は、20~60代の方に多くみられます。
梨状筋症候群の初期症状は、
- 梨状筋部(お尻)の痛み、圧痛
- 太ももの裏のしびれ
などがあります。
病状が進行するほどお尻から太ももへ、そしてふくらはぎへと、徐々に痛みが下に広がることが特徴です。梨状筋症候群は重症化すると、足首や足指にまで影響が及ぶケースもあります。
様々な梨状筋症候群
病院では梨状筋症候群は広い範囲での病名として使用され、直接的な神経障害のほかにも
- 外傷で出来た「血腫」が原因で発症するケース
- 坐骨神経への直接的な外傷が原因のケース
- スポーツなどでの股関節の使い過ぎが原因のケース
なども「梨状筋症候群」としてしばしば扱われます。
基本は安静にしていれば痛みが和らぐことも多いといわれますが、座った姿勢でさえお尻に負担がかかるので、現実自然治癒は望めないでしょう。
痛みが起きる原因
梨状筋は背骨の末端部分にあたる「仙骨」と「大腿骨」を連結している筋肉です。また「坐骨神経」は腰椎末端から下肢に向かって通っています。
梨状筋が何らかの原因で坐骨神経圧迫することで痛みが生じる梨状筋症候群の症状は、次のような方によくみられます。
- デスクワークやドライバーなど、同じ姿勢で長時間仕事をする方
- 販売員など長時間立ちっぱなしの方
- スポーツなどで股関節よく動かす方
- 足をよく組んで座る方
画像検査の結果は正しくない?
梨状筋症候群の検査はレントゲンやCT、MRIなどが用いられます。しかしこれらは静止画像からの判断となるため、原因の追究にも限界があり異常が見つけられないケースも多々あります。
実は日本整形外科学会は、このような慢性症状の患者の約80%が症状と医学的な所見(検査結果)が一致しないと発表しています。つまりほとんどの場合、お尻や太ももの痛みの原因は他にあるということになります。
病院での治療
病院(西洋医学)では一般的に次のような治療をおこないます。
- 抗炎症系鎮痛剤
- 湿布
- 弛緩剤
- 温熱療法
- 低周波療法
このほかに、症状を抑えるためのブロック注射、最終的には梨状筋開手術(手術)となります。
しかし、前述したように8割の方は梨状筋以外に原因を持っています。そのため治療はあくまで対症療法となり、原因の直接的な治療とはいえません。原因が特定できないまま、治療を進める現代医学に対して大きな疑問を感じてしまいます。
東洋医学の考え
東洋医学の考えは、現代医学(西洋医学)とは根本的に異なります。
東洋医学において痛みはからだが発する「不調のサイン」です。このサインを受け止め、不調の原因となっている器官を正常化すれば症状は自然とおさまる。こう考えるのが東洋医学なのです。
その他の症状も見落とさない
梨状筋症候群の症状で悩む方はほかにも、このような症状をよく患っています。
- 手足などの末端の冷え
- 生理痛、生理不順
- 片頭痛
- 下痢
- 鼻炎
- 眼精疲労
こういった場合、次の経穴(ツボ)への鍼灸が有効です。
- 陽陵泉(ようりょうせん)
- 外関臨泣(がいかんりんきゅう)
からだは全て繋がっています。からだを包括的に整えることで、梨状筋症候群の症状も自然とおさまってくるのです。
東洋はり灸院にお任せください
ここからは東洋はり灸院での鍼灸施術のポイントをご紹介していきます。
的確なカウンセリング
東洋医学独自の問診技術「四診法」をつかって原因診断をいたします。
四診法ついては次のとおりです。
1.望診
顔や舌、また皮膚の状態を視覚的に確認し病態を把握します。
黄疸や発疹の有無、皮膚の色沢などを見ることでからだの栄養状態も確認できます。
2.聞診
呼吸音や咳、また声の力強さなどを確認し病態を把握します。
また音のほかにも口臭、体臭からも不調の原因を探ることができます。
3.問診
症状や体質、生活習慣などを聞き施術に活かします。
また過去の病歴なども参考にします。
4.切診
腹や脈に実際に触れてからだの状態を把握します。
病院の問診とはちがい確認箇所は患部だけではありません。
「五臓六腑」のどこが弱っているかが分かれば、病院で発見できなかった梨状筋症候群の原因を見つけることができるのです。
確かな鍼灸技術
東洋医学は4000年もの歴史を誇る伝統の医学です。その伝統の理念に素直に沿った東洋はり灸院は、業界でも約2%といわれる鍼灸治療に特化した施術院です。これは整体やマッサージなどの慰安治療に頼らなくともやっていける自信と、確かな技術のあらわれです。
梨状筋症候群においても過去の症例を活かして的確な鍼灸を施すため、早くて1回目の施術で効果を感じる方もいらっしゃいます。また、からだ全体に総合的なアプローチをしていくため、ほかに併発している症状も徐々に緩和されていきます。病状や個人差はありますが、おおよそ6~8回程施術を続けると大きな効果を実感できるのではないでしょうか。
筋肉に直接施術するという意味でも、鍼灸ならマッサージよりも奥深くまで効力を与えることができます。
総合的な体質改善を目指します
東洋はり灸院では東洋医学の教えに基づき
- 標治法:表面化している不調(痛みやしびれ)を緩和する施術
- 本治法:からだ本来の機能を正常化し自然治癒力を引き出す施術
この2つの鍼灸施術を並行しておこないます。そのため、梨状筋症候群の改善ははもちろん、痛みが再発しない「健やかなからだ作り」を進めていきます。
また、必要に応じて体質改善のための食事療法をアドバイスもさせていただきます。
改善実績で鍼灸院をお選びください
- 「リハビリをしてもよくならないし、痛み止めで胃腸も弱ってしまった」
- 「手術なんて怖い…」
このような方は、ぜひ東洋医学専門の鍼灸をご検討ください。
西洋医学に比べればあまり聞きなれない治療法ばかりの東洋医学ですが、その改善実績は西洋医学をはるかに上回るでしょう。
痛み止めの副作用が出る前に、手術を受ける前に一度、東洋はり灸院へお越しください。つらい症状を和らげるため、確かな技術と笑顔であなたの来店を心よりお待ちしております!