健康になる、健康を保つための要素としてよく知られているのが、食事・健康・睡眠の3つ。この3つの重要性はあまりにも当然のこととしてとらえられていますが、今一度認識し、見直すことで、より効率的に身体の健康を維持できるはず。
ここでは、食事・健康・睡眠の重要性について改めて確かめてみましょう。
1 食事
「医食同源」という言葉がありますが、私たちの身体は、食べたもので作られます。このため、健康を維持するのに、食事を見直すことが非常に大切になります。
食べるべきものは、その方の症状や体質によって異なります。「これだけ食べればよい」というものはありません。ただ、大前提にあるのは、食事のバランスをしっかりとること。どれだけ身体によいといわれる食物でも、それだけを365日ひたすら食べればよいわけはありません。さまざまな食材を少しずつ、バランスを取っていただくようにしましょう。
2 運動
運動も、決まった運動を決まった時間、決まったスパンでやればよいというわけではありません。自分に合った運動、運動を行うペース、スパンは人それぞれ。ご年配の方と高校のスポーツ選手が同じ運動をできないというのは当たり前の話です。
その人その人に合った運動負荷を見つけ、積極的に身体を動かすようにしましょう。
3 睡眠
睡眠で大切なのは、その時間と質です。1日に必要な睡眠時間は6時間から8時間。その間で、自分に合った時間を見つけ、床につく時間を決めておくことが重要です。
さらに、睡眠の質を高めるためには、24時までには寝ること。同じ時間睡眠をとったとしても、いつ眠りについたかで、質は大きく変わります。24時から朝の7時までの7時間と、お昼の12時から夜19時まで寝た7時間では、その質が全然違います。夜に寝て朝に起きる、決まった時間に床につく、決まった時間に起床するというのを意識してみましょう。
大事なのはバランス
健康の3大要素は食事、運動、睡眠ですが、それぞれのバランスをとることが大事です。東洋医学でも、お一人おひとりに合う食事内容、運動のペース、睡眠時間・質を知り、それに即した生活を心がけること、バランスをとることを指導しています。
健康になるためにも、こうしたベースをしっかり押さえ、毎日毎日を大切にお過ごしください。