今回は、赤ちゃんを授かりたいと妊活しておられる方に、自宅でも手軽にできる体質改善法をお伝えします。
食事内容やおすすめの食材についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
妊娠するために大切なのは腎
東洋医学では、子どもは健康な男女の間に自然に授かるものだと考えます。健康というのは、五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓)のバランスがよい状態のこと。五臓のバランスがとれていることが重要だというわけです。
五臓はそれぞれがつながっていますが、妊活中に特に重要なのが腎臓です。腎臓は唾液との関連が強く、腎臓の機能を高めるためには、よく噛むことが基本です。よく噛み唾液をたくさん出し、腎臓が元気になる食材を摂ることで、妊娠しやすくなる――そのためにも、腎臓が元気になる食材について知っておくようにしましょう。
黒いもの、塩辛いもの、発酵食品を意識して摂ろう
腎臓の機能を高める食べ物としておすすめなのは、黒い食べ物です。具体的に言えば海藻類や黒ゴマ、豆類などです。発酵食品も効果があるとされているため、毎朝の食卓に納豆を加えるだけでもよいかもしれません。
また、塩辛い食べ物にも腎機能を上げる働きがあります。塩味を加える際は、科学的に生成された塩より、自然な塩を使うようにしましょう。先ほどご紹介した豆類と組み合わせるなら、発酵食品であるみそとしょうゆがおすすめです。このふたつを組み合わせることで、腎の機能がより高まります。具体的には、「海藻類の入ったおみそ汁」などを積極的に摂り、普段からよく噛むという習慣をつけること。また、海藻や黒ゴマ、発酵食品を積極的に取り入れるようにしましょう。
日々食べるもので身体は作られる
人の身体を作るのは、日々食べているものです。よい食べ物を摂るとよい細胞ができ、よい身体が作られます。よい身体というのは、健康な身体のこと。健康な男女の間には自然に子どもができると考えれば、日々の食事を改善することが非常に大切です。
食事の改善は、明日からでもすぐに始めることができます。ここでご紹介した食べ物を毎日の食卓に取り入れ、食事内容の改善を図っていただければ幸いです。