統括院長の石丸です。
本日は、「クスリで病気は治らない」(大和書房 著者:櫻井正智)という書籍をご紹介します。
外科医から漢方医へ転向した医師
出典:amazon
この本は北里大学東洋医学総合研究所の桜井先生というお医者さんの本です。
桜井先生はもともと外科医をされていました。外科手術後の人の体は非常に衰弱するそうで、その衰弱した体に効果がある病院の薬や西洋医学の薬を探したところ、一種類もないということに気づいたそうです。
反対に、東洋医学、漢方の世界には、体を強くしたり免疫を上げたりできる薬の宝庫だと知り、外科医から漢方医に転向されました。
そうした経歴からか、この本には、
- 西洋医学の薬
- 病院の薬
- 現代医学の薬
では、病気は治せないということが何度も書かれています。
薬は対症療法
西洋医学の薬は対症療法でしかありません。高血圧の薬のように一生飲むよう指導される薬もあるようですが、それでは死んでも治らないということです。
そんなことをやっているから1960年代に2300億円程度だった日本の医療費は2018年には41兆円、190倍に増えているのです。私たちの払っている税金はこんなに無駄なことに使われているのです。
慢性病には東洋医学
医療が本当に進歩しているというなら、医療費も下がっていかないとおかしいと思いませんか。
まずは、薬では病気が治らないということを知りましょう。そして、慢性病は東洋医学が非常に得意としています。
根本から治療したり、調子を崩さない体を作るために東洋医学という選択肢を選んでいただきたいと思います。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、北里大学東洋医学総合研究所の桜井先生の本「クスリで病気は治らない」についてお話させていただきました。
医療が本当に進歩しているというなら、医療費も下がっていかないとおかしいと思いませんか。
薬では病気が治らないということを知り、根本から治療したり、調子を崩さない体を作るために東洋医学という選択肢を選んでいただきたいと思います。
統括院長 石丸昌志
参考文献:櫻井正智/日本東洋医学会専門医(2010)『クスリで病気は治らない』 大和書房.