- 「突然理由のない不安感に襲われる」
- 「何をしようとしてもやる気が出ない」
- 「思い込みが激しくなった」
- 「常にイライラしてしまう」
- 「気分の浮き沈みが激しい」
このような症状にお悩みの方は、心が健康でない状態です。
いずれの症状もひと昔前までは『ノイローゼ』と呼ばれていましたが、近年は心の病気の分類が細分化されてきたため、あまり使われなくなりました。当店でもメンタルの不調を訴えるお客様が多くいらっしゃいます。東洋医学は、ノイローゼを始めとする心の不調の改善にも有効な医学です。
今回はノイローゼなどの神経症について、東洋医学を交えてお話ししていきます。
ノイローゼは病名じゃない?
育児ノイローゼや受験ノイローゼなど、ノイローゼという言葉を誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。
ノイローゼと聞くと重い心の病気のように感じてしまうかもしれませんが、実はノイローゼは病名ではありません。
一般的にノイローゼは心の病気の総称とされ、最近ではうつ病やパニック障害など診断名が詳細になってきたため使用される頻度が減少してきています。
ノイローゼは病院で治せる?
心の病気とされる精神障害全般の症状に悩まされている方は、精神科や心療内科など病院へ行って治療を受けることがほとんどです。
西洋医学の治療は投薬が一般的で、抗不安薬や精神安定剤、睡眠薬などを処方されることが多いでしょう。しかし薬は副作用のリスクがあり、肉体的な負担も大きいものです。また、飲み続けると薬が効きづらくなり、処方量が増えていく傾向にあります。
薬での治療は対症療法にすぎず、ノイローゼなどの神経症を根本的に治す方法ではありません。さらに神経症自体は身体に異常は起こりませんが、症状が続いたり長期間薬を飲み続けたりすることで、頭痛や不眠、肩こりや疲労感など肉体面の不調も現れてしまう悪循環を招くのです。
ノイローゼを根本から改善させるには、身体の内側に働きかけて身体全体を活性化させる必要があります。
見えないものを見る東洋医学のアプローチ
東洋医学には身体にあるツボ(経穴)を利用した経絡治療という施術法があります。これは身体中にある361個のツボを症状に合わせて刺激し、臓腑を活性化させる施術です。
ツボはそれぞれの五臓に効くよう分類されていて、
- 肝臓=怒
- 心臓=喜
- 脾臓=思
- 肺=憂(悲)
- 腎臓=恐(驚)
の感情に作用されます。
これらのツボの働きに異常が見られると、相対する感情が出にくくなったり、過剰になってしまったりと精神面が不安定になります。
神経症は外部からの刺激に敏感で、精神面に大きな影響を受けるのが特徴です。通常であれば感情がコントロールできる場面でも、その時の体調や体質によって処理しきれずに発症してしまうこともあります。
東洋医学では、ツボとエネルギーや血液の通り道である経絡(けいらく)を通してつながっている臓腑に刺激を与え、ノイローゼの根本改善を目指します。身体全体を健康な状態に持っていく施術をするため、心の不調だけでなく身体の不調も合わせて改善できるところも東洋医学の強みです。
東洋はり灸院の鍼灸施術
当店では必ず施術前にお客様一人ひとりに対し、東洋医学の伝統的なカウンセリング法である四診法を行なっています。四診法は施術者の五感を駆使した症状の診断法で、身体全体を見て判断するためノイローゼの根本的な原因を究明することができます。
経絡治療は、鍼とお灸を用いた痛みや熱さのない施術で臓腑にアプローチをしていきます。
鍼(はり)
鍼は細い・短い・柔らかいの三拍子揃った、使い捨ての銀製鍼を使用。一般的に使用されているステンレス製の鍼に比べ、人体に優しいのもうれしいポイントです。
お灸(おきゅう)
お灸は市販されていない、不純物ゼロの国産最高級のもぐさを使用しています。一つひとつ丁寧に手びねりされたお灸はほんのり温かく、リラックスできるとお客様からも好評です。
当店の国家資格を持つプロの鍼灸師が、一人ひとりの心の不調の症状に合わせてオーダーメイドで施術いたしますので、初めての方でも安心しておまかせください。
ノイローゼは東洋医学の鍼灸施術で心も身体もリフレッシュ!
心の不調はふつうの病気と違い、症状が目に見えにくいため周りに理解してもらえないことも少なくありません。一人で悩み、抱えてしまうと心身ともに負担がかかり、さらなる悪化の可能性も。
ノイローゼなどの神経症にお悩みの方は、まずはお気軽に当店までご相談ください。東洋医学の鍼灸施術は、心の病気に対する施術法も確立されています。
本コラムを読んで鍼灸に興味を持たれた方は、東洋はり灸院の施術をぜひお試しください!