- 「赤ちゃんを授かりたいけどなかなかできない…」
- 「病院で不妊治療をしているけれど結果がでない…」
そうお悩みの方もいらっしゃると思います。
不妊の悩みは人には少し言いづらい面もありますので、一人で悩みを抱えてしまう方も少なくないでしょう。
そこで今回は、そんな不安や悩みが少しでもなくなるよう、東洋医学による不妊改善法についてお話させていただきます。
生活習慣や食生活を見直すことで生命力も高まり、妊娠しやすい健康的な体へと変わっていきます。ぜひご覧ください。
不妊症とは
不妊とは、次の状態のことを指します。
- 自然な状態で妊娠に至れない
- 妊娠を一定期間以上維持することができない
また、WHO(世界保健機関)・日本産科婦人科学会ともに、「1年以内に妊娠に至れない状態」と定義しています。
しかしこの不妊症、実は病気ではなく、”症候群”です。症候群とは、原因も何も関係なしに、理由は分からなくてもある症状のことです。
日本生殖医学会では、
- 加齢による難妊化
- 45歳以上の女性の有効卵子枯渇
も不妊症に含まれるようで、「人類の高齢女性はみな不妊症。不妊症でない人は存在しない」と考えているようです。
不妊の原因
不妊の原因として考えられるのは、
- 女性側に原因がある場合(卵巣機能不全、子宮内膜症など)
- 男性側に原因がある場合(無精子症、性交障害など)
- 両方に原因がある場合
の3つがあります。しかし、西洋医学では原因不明なケースも少なくないのが現状です。
東洋医学で不妊体質を改善
原因不明と聞くと、不安に感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ご安心ください。4000年以上の歴史を持つ東洋医学なら、「症候群」や「慢性病」の改善を非常に得意としております。
詳しい鍼灸施術について、今回は省略させていただきますが、これからお伝えする東洋医学の教えに沿った対策は普段の生活に取り入れられるものです。
ぜひ参考にしていただき、できることから取り組んでいただければと思います。
不妊治療は、生活習慣の改善から
生活習慣の改善は少し面倒に思われるかもしれませんが、とても大切なことです。
いくら高額な費用を出して最先端の不妊治療を受けても、普段の生活が乱れているようでは、望み通りの結果を出すことは難しいでしょう。ですので、普段の日常生活から妊娠しやすい体づくりを心がけてください。
当然ですが、不健康な夫婦よりも健康な夫婦のほうが、赤ちゃんは授かりやすいです。といっても、難しく考える必要はございません。まずは、あなたの普段の暮らしの中で下記に該当するものがいくつあるかチェックしてみてください。
チェックリスト | |
① 毎日しっかりと湯船に浸かって温浴している | Yes ・ No |
② 深夜0時までには就寝している | Yes ・ No |
③ 足元を冷やさないよう心がけている | Yes ・ No |
④ 携帯電話やスマホはカバンに入れて持ち歩いている | Yes ・ No |
⑤ 1日1度はリラックスできる時間が作れている | Yes ・ No |
これらはすべて、今からでもすぐにできる、ご自宅での不妊改善法なのです。
自宅でできる不妊改善セルフケア
続けて、先ほどのチェックリストの項目を一つずつ見ていきましょう。当てはまっていた方は1つずつ実践してみてくださいね。
1.入浴
できるだけシャワーですませず、夏でもしっかり湯船に浸かって全身を温めましょう。
2.就寝時間
深夜1〜3時は、東洋医学では「肝」が働く時間といわれています。この時間は熟睡していることが望ましいです。
3.足元を冷やさない
足元が冷えると、冷えた血液が心臓に戻る途中で、子宮と卵巣も冷えてしまいます。できれば寝るときも「靴下を履く習慣」を取り入れてみてください。
4.寝る時はスマホの電源をオフにする
電磁波の影響を意識してみましょう。特に男性の方は電磁波の影響によって精子の運動力にも差が出るといわれています。寝るときも枕元に電源を付けっぱなしにして置くのはやめましょう。
5.心身ともにリラックスする
ストレスやイライラが増えると、子宮や卵巣への血流も悪くなってしまいます。ヨガやストレッチ、簡単な体操を行い、心身ともにリラックスできる時間を取り入れてみてください。
食生活で気をつけたいこと
生命(赤ちゃん)は、生命から誕生します。ですので、普段何気なく食べているものも、不妊治療という観点で考えれば、高い意識を持つことは大事です。
ここでいう2つめの「生命」は、夫婦(男女)の生命のことだけではありません。食べ物1つ1つがもつ「生命力」も指しています。強い生命力を持った食べ物をしっかりと摂ることで、強い生命力のある赤ちゃんが訪れてくれるというのが、東洋医学による不妊症改善の考えです。
特に心がけていただきたいのは、「季節ごとの旬の食材」をできるだけ口にすることです。
東洋医学では、「身体と土地は一体である」と考えられています。季節の食材は身体の陰陽バランスを整えてくれる働きが期待でき、赤ちゃんがほしい夫婦には力強い生命力を授けてくれます。
また、
- 白米より玄米
- 魚は切り身ではなく丸ごと1匹食べられるもの
をお薦めしております。こういった食べ物の生命力そのものを口にすることで、不妊治療にも大きな影響がでてくることを覚えておきましょう。
控えるべき食べ物
逆に、控えていただきたいのは、
- インスタント食品
- レトルト食品
- 人工甘味料
- 清涼飲料水
などの加工食品です。調味料もできるだけ無添加の自然食品を扱うお店で購入するようにしましょう。
小さなことの積み重ねですが、こうした心がけを持つことで、自然と身体の中からクリアになっていき、新しい命を迎える準備が整えられていくのです。
不妊鍼灸のよくあるご質問
当店のお客さまからよく聞かれるご質問を以下にまとめてみました。
不安に思っていらっしゃるのは決してあなただけではございません。ぜひご一読ください。
Q1 東洋医学の分野で、妊娠しやすい季節ってあるんですか?
A.春夏秋冬、いつが妊娠しやすい・しにくいということはありません。1年を通して妊娠するチャンスはいつだってあります。
ただ、東洋はり灸院の場合、主に春に「おめでた報告」をお聞きするケースが多いです。人も自然の産物です。冬の寒い時期を経て万物が活動的になる春に、生命の芽生えも官営しているものと考えております。
Q2 西洋医学のクリニックでは効果がなかったのですが…
ご安心ください。当店を訪れる多くの方も同じことをおっしゃいます。
もちろん、不妊治療は東洋医学が西洋医学に勝るとここで断言することはできませんが、東洋はり灸院での鍼灸施術を受けた結果、ご懐妊された方からの喜びの声もたくさん届いております。
クリニックをはじめ、他で結果が出なかった方にはぜひ一度、東洋医学専門の不妊鍼灸を受けていただきたいと思います。
おわりに
本日は、東洋医学による不妊体質改善法についてお話させていただきました。今回お話したことは、すべて新しい命(赤ちゃん)を育むための大切な第一歩です。できることから少しずつ実践してみてください。
当店でも東洋医学専門の不妊鍼灸を行っており、健康的な体作りができるよう食事や生活習慣のアドバイスをしております。
東洋はり灸院は開業当初より伝統的なハリ灸一筋で多くの方のお悩みを解決してきました。「私はどうせ無理だろうな…」と諦めずに、ぜひ一度お越しください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。