「頚椎症と診断され治療をしてるけど、一向に症状がよくならない。」
こんな声をよく耳にします。
頚椎症(けいついしょう)といえば、
- ひどい肩こり
- 首の痛みや頭痛
- 手足の痺れ
などが症状の代表例ですが、実はその8割は病院の治療では回復しません。ではなぜこういったことが起こるのでしょうか。
今回は、この頚椎症について
- 頚椎症とは
- 痛みのメカニズム
- 頚椎症になる真の原因と改善法
- 東洋はり灸院での鍼灸施術
の順に解説していきます。
つらい頚椎症の症状をお持ちの方、そして病院での治療に効果がなくあきらめていた方も、ぜひ最後までご覧下さい。
頚椎症(けいついしょう)とは
頚椎症は加齢が関係していることが多く、50代以降の方によく症状がみられます。
また、頚椎症はその症状により、以下の2つのタイプに分類されます。
- 「頚椎症性神経根症」
- 「頚椎症性脊髄症」
頚椎症の症状
頚椎症の症状は主に次のとおりです。
- 首から肩、腕にかけてのビリビリとした痛み
- 両手のしびれ
- 指がスムーズに動かせない
- 足のもつれ
- 排尿、排便障害
頸椎と繋がっている「脊髄」には四肢をつかさどる神経が通っています。このため頚椎症になり神経系統に異常が起きると、痛みやしびれといった症状がからだ全体にあらわれます。
頚椎症に似た疾患
また、頚椎症に似た疾患として
- 「頚部神経根症」
- 「頭部脊髄症」
- 「頚椎椎間板ヘルニア」
などの「脊椎症」がありますが、これらは頚椎症とは分けて考えられ治療法も異なります。
痛みのメカニズム
頚椎症は骨が変形し、神経を圧迫することで発症します。
「頸椎」とは首の骨のことを指し、7つの骨から構成されています。また、7つの頸椎には椎間板と呼ばれるクッションの役割を担う器官が存在します。
健康な場合は頸椎が干渉したり、変形することはありませんが、加齢などにより椎間板が変形してくると頸椎同士が擦れたり、変形したりして神経を圧迫します。これが痛みのメカニズムです。
西洋医学の主な治療
整形外科をはじめとする西洋医学では、頚椎症の治療として
- 痛み止めの湿布や内服薬
- 電気治療
- 温熱療法
- 牽引
などが行われます。
痛みやコリが酷い場合にはブロック注射や局所麻酔、それでもだめなら手術といった流れが一般的です。
レントゲンの検査結果は正確ではない
実は、頚椎症の8割はその症状と、検査結果(レントゲンやMRI)が一致しません。
- 「痛みや痺れがあるもののレントゲンに原因が映らない…」
- 「レントゲンやMRIで異常が確認できているのに痛みや痺れは全くない」
こんなことが起きるのです。
あまり知られてはいないのですが、日本整形外科学会が発表しております。頚椎症もそうですし、腰痛やヘルニアなどの画像検査でも同じことです。ですので、病院で頚椎症と言われたとしても、必ずしも頚椎症だとは言えないのです。
手術でもよくならない?
しかし、中には「手術が成功したけど症状がおさまらない」といった方も多くいるようです。それもそのはず、前述したとおり病院での検査(レントゲンやMRI)などはあくまで静止画です。
そもそもレントゲンには脊髄は写しませんし、人間のからだの器官は眠っている時でさ絶えず動いています。頚椎症の原因は動的な検査を用いてからだ全体をみないことには見つからないのです。
東洋医学が捉える頚椎症
頚椎症で悩む方の8割は、骨以外に原因があります。
そもそも頸椎はそんな簡単に劣化するのでしょうか。頭の重さは成人体重の8~13%ほどしかありません。頸椎は脊髄や胸椎に比べれば小さく頭を支えるには十分な強度をもっています。
実際世界には、子どもからお年寄りまで頭に20キロ以上の荷物を乗せて運ぶ国もありますす。また日本でも昔は、海産物行商の商人が20キロ以上ある魚などの海産物を頭上運搬することが日常的でした。
以上を踏まえると、人の頸椎がたやすく劣化しないことが分かると思います。
頚椎症の真の原因
頚椎症の真の原因は「不通即痛」にあります。
不通即痛とは「からだを循環する気血の流れが悪くなった結果、痛みなどの不調が出る」という東洋医学独自の考え方です。
不通即痛は日本においても1500年の歴史がある経験医学です。実際にからだの機能を高めて気血の巡りを改善した結果、頚椎症を克服した症例は多々あります。
頚椎症に有効とされるツボ
実際の施術としてからだの機能を高めるために、
- 合谷(ごうこく)
- 大椎(だいつい)
などに鍼灸を施します。また、東洋医学では必要に応じて漢方なども併用し不通即痛を改善します。
痛みを根本原因から解消することが東洋医学の治療なのです。
東洋はり灸院での鍼灸施術
ここからは、東洋はり灸院での施術について3点ほどお話しします。
1.独自のカウンセリング技術
東洋医学による鍼灸を専門にあつかう東洋はり灸院では、東洋医学の理念に基づき「四診法」と呼ばれるカウンセリングを行います。
四診法とは具体的に以下の4つになります。
- 望診 = 視覚を通して病態を確認する
- 聞診 = 聴覚・嗅覚を通じて病態を確認する
- 問診 = 問いかけと応答により病態を確認する
- 切診 = 脈・腹に触れて病態を把握する方法
患者さんの体をしっかりと見て、お体の悩みを親身にお聞きします。
不通即痛の原因は人それぞれ異なりますが、四診法を用いることで、病院では見つからなかった真の原因を探します。
2.頚椎症の改善率は80%以上
東洋はり灸院で鍼灸施術を受けた方のうち、80%以上の方の症状が改善しました。
頚椎症に限らず、東洋はり灸院では患者さま一人一人の体質にあった施術を心がけています。そのため施術の効果も高く、早くて5,6回ほどの施術で効果を実感する方もいらっしゃいます。
頚椎症を本格的に直すには体質改善を伴うため、12~16回程(3~4カ月)の継続的な施術が必要になります。しかし、他ならぬ「体質改善」こそが頚椎症を改善する唯一の方法といえるでしょう。もちろん、効果や症状には個人差がございますので、一つの目安としてお考えいただければと思います。
3.痛みが再発しないからだ作り
東洋はり灸院をはじめ東洋医学の世界では、
- 臓器
- 筋肉
- 組織
が体の中で調和して、はじめて正常な働きをすると考えられています。
痛みやしびれなどの症状はまさにこのバランスが崩れたサインです。
東洋はり灸院では頚椎症の施療においても、からだ全体の不調に対して総合的なアプローチをしていきます。これによりからだの各機能が向上し結果として、症状が再発しない「元気なからだ」を手に入れることができるのです。
手術の前にぜひ鍼灸をお試しください
頚椎症は放っておくと、症状が重症化し日常生活におおきな支障をきたします。しかし、正しい対処をすれば8割以上の方は症状が改善します!
東洋医学は現代医学のような即効性が期待できない反面、投薬や手術などのリスクがありません。だからこそ手術という選択の前に東洋医学の鍼灸を試してみて欲しいのです。
残念ながら、鍼灸治療は病院では紹介しないことがほとんどでしょう。ぜひ自分自身のからだのため、東洋医学専門の「東洋はり灸院」へご相談ください。