統括院長の石丸です。
- 食欲がなくて物が食べられない
- 食べようとするけどのどを通らない
- 食べる気がしない
- 空腹感が出ない
こうした食欲不振の症状でお悩みの方がいらっしゃると思います。私も家系的に胃が丈夫な方ではありませんので、お気持ちはよくわかります。
そこで、本日は食欲不振についてお話したいと思います。
食欲不振について 動画解説
西洋医学的な食欲不振の分類
西洋医学的では食欲不振の原因を4つに分類するそうです。
1つずつ解説していきます。
1.心因性
心の病、ストレスやうつが原因で食欲が出ない状態です。
誰でも嫌なことや、思い悩むことがあると食欲は落ちますので、心因性といってもうつのように長期間続くものから一時的なものまであるわけですね。
2.機能性
胃腸の働きの低下のことです。
食べ物を食べると喉から食道、胃、小腸、大腸、肛門というように流れていきます。蠕動運動と言われる芋虫のような動きで下へ下へと送られていくのです。この働きが悪いと食べ物が体に溜まってしまいますから、食欲が出なくなります。
3.器質性
がんや胃潰瘍のように胃が壊れている状態です。
4.薬剤性
薬の副作用のことです。よくロキソニンを飲むと胃が荒れるというように、痛み止めで胃が荒れる人は結構いらっしゃいますよね。
薬局長を務める薬剤師の話では、薬は胃で受け止めるものなので、胃を荒らさない薬は存在しないということでした。胃薬も結果的に胃を荒らしてしまうわけです。
一時的な症状の緩和はできたとしても結果的に胃の機能が低下していってしまうということですね。
器質性以外には東洋医学が効果的
これら4つの原因のうち、癌や胃潰瘍のような構造的なことは西洋医学が優位です。ですが、それ以外に対しては東洋医学がお勧めです。ストレスやうつにも東洋医学は有効ですし、機能の向上が東洋医学の一番の仕事とも言えます。
東洋医学で症状が緩和されれば薬も必要なくなりますから、薬剤性の食欲不振も解決できます。食欲不振でお悩みの方は、ぜひ東洋医学の鍼灸施術をお試しください。