- 「立ち仕事をしていると腰が痛くなる」
- 「高い所のものを取ろうとすると腰に痛みがでる」
絶えずからだを動かす私たちにとって、腰の痛みはとても辛いものです。腰が痛いと姿勢に気を付けなければならず、元気にからだを動かすことも出来なくなってしまいます。
加齢がおもな原因といわれる腰のトラブルには他にも、腰部の椎間関節が骨折(分離)しておきる「分離症」があります。
分離症は育ちざかりの10~20代を中心に多くみられますが、実はその正しい治療法はあまり浸透していません。それはどういうことでしょうか。
今回は分離症について、
- 症状と痛みのメカニズム
- どうしたら分離症が改善するのか
東洋医学の鍼灸師の立場からお話しします。ぜひ参考になさってください。
分離症とは
腰椎の骨が分離しておきる分離症は、激しいスポーツをしている方、日常的に腰の曲げ伸ばしやひねりを繰り返す作業(運動)を頻繁にする方に多くみられる症状です。
幅広い年齢層の中でもとくに症状が多くみられるのが、小学校高学年~高校生くらいまでの成長期のお子さまです。
分離症の症状は次のとおりです。
- 長時間同じ姿勢でいることで起きる腰の痛み
- 背中を反った際の腰の痛み
- お尻や足の痺れ
整形外科にて分離症と診断されると、安静を指示されます。その後コルセットの使用や投薬治療、それでも改善しない場合は手術となるケースが一般的です。
友達と外で走り回ったり、部活動やスポーツを楽しんだりと、活動期である子どもたちにとって“絶対安静”の分離症は周囲が考える以上につらいものでしょう。
分離症発生のメカニズム
腰椎は5つの骨(椎骨)と椎間板(クッション材)で構成されていますが、この椎骨に物理的な負担(ジャンプした衝撃やひねり)などが加わることで関節突起部分(椎弓狭部)が疲労骨折し、分離症を発症します。
分離する関節突起部分は腰椎後部に位置するため、背中を反らした際に神経が圧迫され痛みがでることが特徴です。また、姿勢の変化により痛み具合が変動することも特徴の一つです。
分離症とすべり症の関係
分離症が起きると腰部自体が不安定になるため、周辺の筋肉や靭帯にも負担がかかり慢性的な腰痛を引き起こす場合があります。
分離症は放っておくと約20%の確率で「すべり症」に移行するという結果も出ています。つらい症状を和らげるため、また将来のためにも早期治療は必須といえるでしょう。
8割の患者は椎骨以外に原因がある
分離症の症状を訴える8割の方は、骨以外に原因があり改善することが可能です。
日本の整形外科学会は「症状を訴える患者の8割は検査結果と症状が一致しない」ことを発表しています。
例えば、
- 腰に痛みがあるのにレントゲンやCTで異常がみられないケース
- 検査では異常が見つかっているのに、痛みなどの自覚症状が全くないケース
信じられないかも知れませんが、こういったことが現実起きています。
そもそも病院でおこなうレントゲンやCT、MRIなどはすべて静止している状態での検査です。しかし、人間の器官は眠っている時でさえ活動しています。
だからこそ分離症の症状といえど動的な検査をして、からだ全体を広く見渡す必要があるのです。病院の検査が万能ではないことは覚えておきましょう。
不通即痛(ふつうそくつう)
実は、分離症の痛みの原因は「不通即痛」にあります。聞きなれない言葉かも知れませんが、不通即痛は東洋医学における痛みのメカニズムです。
外傷などあきらかな異常が確認できないにも関わらず、痛みが起きるのはからだの血液循環(気血の巡り)が悪くなっている証拠です。これが不通即痛の考え方です。
整形外科での牽引や、整骨院でのマッサージは一時的な慰安治療に過ぎません。痛みの根本原因を取り除くためには、気血の巡りを改善するほかに方法はありません。
分離症は東洋はり灸院にお任せください
ここからは東洋医学の理念を重んじる東洋はり灸院についてお話しします。
古来から伝わる伝統的な鍼灸施術
東洋医学の歴史は中国にて4000年、日本国内においても1500年の歴史がある伝統的な医学です。その中での鍼灸は病院のようにすぐに痛みを消すような強力な施術はできませんが、現代科学では改善しない分離症や慢性症状に高い効果が期待できます。
東洋はり灸院は、東洋医学の理念に準拠した技術確かな鍼灸院です。
- 痛みを感じづらい使い捨ての「極細はり」
- 熱く感じづらい「お灸」
これらを用いる鍼灸施術は、はじめての方でも安心して施術を受けていただけます。
実際の施術では、合谷(ごうこく)や腰陽関(こしようかん)といったツボを中心に施術をおこない気血の巡りを改善するとともに、痛みが再発しない元気な体を作っていきます。
難解な技術が必要な「経絡治療」
東洋はり灸院は業界の中でも鍼灸に特化した希少な鍼灸院です。業界でも最高技術と呼ばれる「経絡治療」を習得した鍼灸師たちは、もちろん全員が国家資格を保有しています。
分離症においてはとくに自信があり、症状改善率は実に約95%を誇ります。からだ全体を総合的にみて適切な施術をおこなう東洋はり灸院なら、早くて4~6回ほどで効果を感じてもらえるでしょう。
病院での治療に効果がなく、症状をあきらめてきた方もぜひ東洋医学専門の鍼灸をお試しください。
※施術効果には個人差があります
総合的な改善
病院の場合、
- 腰の痛みなら「整形外科」
- 胃や腸の症状なら「胃腸科」
- 頭痛なら「脳神経外科」
などそれぞれ受診科が分かれてしまいます。しかし東洋はり灸院なら、これらの症状も総合的にみることができます。
あらゆる不調を改善して、からだのコンディションを整えることが痛みを緩和させる一番の近道です。分離症のほかにお悩みの症状があるようでしたら、ぜひ併せてご相談ください。
足腰の悩みは東洋医学で改善しよう!
分離症で悩む方の8割は鍼灸による改善の余地があります。
痛みを何とかしようと治療もエスカレートし、最終的に手術となってからでは鍼灸施療の効果は激減してしまいます。それは、東洋医学が重んじるからだのバランスが崩れてしまうからです。
だからこそ少しでも早く東洋医学による鍼灸をお試しください。当店では分離症で悩むすべての方を全力でサポートいたします。分離症の早期改善のために!ぜひ一日でも早く東洋はり灸院にご相談ください。